「農家ですから自分で食べるものは自分で作れたらと思い、季節の野菜は自給自足しています。
最近特に嬉しかったのは、育てたスイカを孫が喜んで食べている時の顔を見たときですね!」
と笑顔で話すのは小松島市農業委員の川瀬益栄さん。
川瀬さんは、水稲90アールとサツマイモや季節の野菜を10アール栽培する傍らで、JA東とくしま女性部部長を務める。活動としては、男性の料理教室、80才以上の高齢者の配食や介護サービス等、高齢化する「地域の母」としての活動に力を入れている。また、昨年設立した徳島県女性農業委員協議会の副会長に就任し、今年度は子供の食育と地域の後継者対策に力を注ぐ。
「高齢者への配慮も必要ですが、地域が元気にならなければ農業も元気になりませんからね! その為には若い後継者の育成に力を入れたいと考えています。 後継者対策・子供の食育活動を中心に私が少しでも地域の手助けが出来ればと思うんです」
と地域に対する気持ちは人一倍強い。
現在、徳島県女性農業委員協議会では9月27日(日)に秋の味覚収穫体験交流ツアーと題して、独身男性農業者の婚活ツアーを開催する予定で、若い農業者が世帯を持って安心できる農業を目指したいという。
また、子供の食育活動の目標として「遊休農地を借り受け地元の子供達と食農作業体験授業を行ってみたいですね。作りにくい畑だからこそ遊休農地になった部分はあると思うので難しい部分はありますが、種まきから収穫までの栽培を子供達と一緒に行い、食の大切さを体験してほしいです」と思いを語った。